2013年5月16日木曜日

初!下山

私の住んでいるところはボローニャの山奥・・・
中心地から車で約30分、バスだと2回乗り継いで、家がある山(主人は丘と言っているが)の下で降り、そこから歩いて登ると一時間。。。

休息にはもってこいの自然の中、でも実際住んでみると不便すぎる!!!!
スローライフとは言え、自分で動けないのはなかなか辛いもの。

イタリアに来て、主人の時間のある時に滞在許可書の申請に行ったり、映画に行ったりという時だけ下山でき、3週間以上経つけど多分家出たのは10回もないかも。
引きこもり状態です。
Centro(チェントロ=中心街)に行ったのも、2回だけ!
しかも本当に結婚して本人が家に住んでいるか警察がチェックしにくるというので、2週間待つが来ないし…(偽装結婚とかもあるらしいので)
出かけてもいいらしいけど、なんか疑われるの嫌だし、しばらく大人しくしておこうと。

しかし!いい加減 家でずっと待ってるだけというのも辛く、先日主人の仕事終わりに合わせ、山の下で待ち合わせし初めて下山しました!

昼までの仕事だったので、家を11時に出て(しかも家を出るとき家の門(電動)の鍵を忘れ、またいで乗り越えた。なんか夜逃げみたいだった。)

トコトコと…トコトコトコトコトコトコトコトコ…



誰一人すれ違わない。
車も3台くらい過ぎ去っただけ。そりゃ山中に住んでる人しか通らないから少ないわね。

でも久しぶりのハイキング気分で気持ちよく、時々花の写真を撮りながら延々と歩きました。
 
野バラ
rosa canina





なんていう花かな。きれい!
ポピー(芥子)
papaveri


しかも前々日からの膀胱炎で、2回もトイレに行きたくなり、大自然の中で隠れてした!><!
その場から見た景色もきれいでした(苦笑)



そんなこんなで、結局家から40分かかり、下山!!!
明るいうちはできるかな、と思ったけど、毎回は無理やー。
翌日には足は筋肉痛、膀胱炎は悪化してしまいましたが、これで何かあっても遭難しないで済むことがわかりましたえ。

ああ、早く運転習って、新しく私用の車が手に入りますように…

終わり





2013年5月8日水曜日

食べもの

ボローニャにはおいしいものがたくさん!
ボロネーゼソース(Ragù bolognese) はもちろん、ラザニア(lasagne)、トルテッリーニ(tortellini)
日本ではボローニャソーセージと呼ばれているモルタデッラハム(mortadella) などなど…
lasagne ラザーニャ
挽牛肉、にんじん、セロリ、香辛料を4,5時間煮込む
ベシャメルソースとパルミジャーノとをパスタの間に交互に挟んで!
考えるとこれだけですごいカロリー!!



tortellini トルテッリーニ
中には牛肉、パルミジャーノ、パン粉が入っている。
通常はブロードでスープに入れて食べる。
これはマンマの友達の手作り
この記事を書いていて、横にいる主人に「スパゲッティ・ボロニェーゼはイタリアではなんていうの?」と聞いたところ、「そんなものは存在しない!外国で勝手にそう名付けられただけだ!」と怒られてしまった。
スパゲッティというのはイタリア人にすると細く長いパスタのこと。
 「その細いパスタに濃厚なRagù(ラグー)をかけるなんて!」 と憤慨している。

ラグー(私たちが言うボロニェーゼミートソースのこと)は、もともとラザニアのために作られて、それをパスタにかけるならタリアテッレ(きしめんのような太い卵入りパスタ)のみに許されているようで…失礼しました。

ここでパスタの話を少し。。。
イタリアにはパスタの種類はびっくりするほど多い。
イタリア語でいうPastaは日本語でいう「麺類」に当たるので(お菓子のいみすることもある。それはまた今度)日本でもうどんや蕎麦のように種類があるように、イタリアのパスタにも数えきれないくらいのパスタの種類があるみたい。
ロングパスタ、ショートパスタ、ラビオリなどの詰め物パスタ。
例を挙げると、マカロニ、ペンネ、リガトーニ(マカロニよりも少し太い円筒)、ブカティーニ(少し太めのロングパスタで、穴が開いている)、オレッキエッテ(南イタリアのパスタ 耳(オレッキオ)の形をしているのでこのような名前)、ファルファッレ(蝶(farfalle)の形をしているのでこのような名前)

どうしてそんなに種類が多いかと言うと、パスタ形や味が、ちゃんとソースとマッチするように考えて作られてるそう。(600種類以上とか)

たとえば、「アッラビアータ」。
日本では一度スパゲッティにソースがかかって出てきたことがある。しかもぶよぶよの麺><
イタリアでは必ずペンネ。「Penne all'arrabiata」とメニューに必ず書かれている。 
ペンネでないと絶対にいけないのだ!ちゃんとソースがペンネの穴に入り、周りの溝にソースが絡むように作られている。
  ちなみに、アッラビアータのarrabiareはイタリア語で「怒る」という意味。かっかと怒るくらい辛いという意味で名付けられたそう。
う~ん、そう考えると深いなぁ。

カルボナーラ」は(spaghetti alla carbonara) なので、スパゲッティでOK。carbo-はラテン語で「炭に関する」。カルボナーラにかかっている黒こしょうが炭のように見えるのでこの名前。
日本では生クリームが入ってるのが知られているけど、イタリアでは絶対にない。
卵の黄身にパルミジャーノ、黒こしょうを入れ和える。考えるだけでおいしい!!!

アマトリチャーナ」(bucatino all'amatriciana) は、名前の通りブカティーニ(buco=穴の空いたロングパスタ) 日本ではあまり知られてないけど、ローマの有名な料理。カルボナーラは卵を入れるけど、同じ食材で代わりにトマトソースを入れるのが特徴。

ローマに行ったらぜひ「Cacio e pepe」(カチョ・エ・ペペ)も試してほしい!
こちらは、カルボナーラによく似てるけど、ペコリーノ・ロマーノというローマ特産の山羊のチーズを使い、生クリーム+バターに黒こしょうがかかって絶妙!!!!
一度、ローマ出身ローマ育ちの親友が作ってくれ、最高に美味しかった なぁ…

ボローニャの特産物を紹介しようと思ったのに、最後はローマの紹介になってしまいました。
もっとちゃんとまとまってキチンとした文章が書けるように努力します。

今日はこの辺で…
失礼しました!




2013年5月6日月曜日

のりもの

イタリアは世界に誇る車、バイクのメーカがある。
フェラーリ、アルファロメオ、日本でも最近見られるFIATなど。ボローニャにはバイクメーカーDUCATIがある!家から車で20分くらいに本社があった。



日本もTOYOTAやHONDAなど負けてないが、自家用車の扱いについて日本とイタリアでは大きく違う気がする。
日本では休みの日になると、お父さんが車を洗っている光景がよく見られるけど
イタリアでは、車はあくまでも「乗り物」。
乗って移動できればいいのだ。

ほこりまみれでも、葉っぱが付いていようが鳥の糞がついていようが気にしない。
(イタリアでは犬の糞を踏んだり、鳥の糞が落ちてきたとき「buona fortuna」(幸運がきた!)と思うらしい。日本語でも語呂合わせでいうかな?)

ローマにいたとき、たまに砂で車が真っ白で、ワイパーのところだけしか見えない車とかがあった。
実はイタリアにも黄砂(アフリカのサハラ砂漠からくる)に似た、シロッコ(Scirocco)という風が吹き、砂を運んでくる。ローマや南イタリアでは結構見られ、その時に車を掃除してもまた汚れるだけなので、放っておく人が多いようだ。

汚れたままなのは、単に「洗車が面倒」というわけでもないみたいで、というのも
あまりキレイにしておくと盗まれるという恐れがあるらしい・・・
イタリアでは日本のように、家にガレージがあるわけでもなく、また市街地などは車が入れない地域もあるため、だいたいはみんな屋外に停める。
(大金持ちは敷地内まで車が入れるようになっているが)
そんな訳で、汚くしているほうが防犯上よい! というのがイタリア人の考え方だそう・・・

といい、主人もめったに車を掃除せず 昨日の大雨できれいに洗車されて喜んでおりました。

高級車がある一方で、昨日はこんなかわいい車も見たり(たぶん農家の人のかな)。


ちなみにイタリアでもフェラーリなんてめったに見ません!
イタリア人でもたまにフェラーリを街中で見たら、思わず興奮して見入ってるくらい。
(たいがいは馬鹿にしちゃうかも)

私もせっかくマニュアル免許取ったので、忘れないうちにそろそろ練習して一人で運転できるようにしたいと思います!



2013年5月2日木曜日

Piacere!  はじめまして!

Piacere!(ピアチェーレ=はじめまして) 
結婚し、北イタリアのボローニャの田舎にしばらく住むことになりました。
休養しつつ、いろんなことにチャレンジにしてみようと思います。

ボローニャはイタリアの中でも交通や産業において重要な都市。 
また食文化でも有名な料理がたくさんあります。
ボロネーゼソース、ラザニア、トルテッリーニ ecc…もちろんチョコレートやワインも!!
せっかく美食の街に越してきたので、美味しいものや珍しいものを紹介していけたらと思います。

今のイタリアの経済はあまりいいとは言えないけど、その中でも楽しくポジティブに頑張っているイタリア人のよいところも紹介していきます。

よろしくお願いします;)



ボローニャの丘はきれいなところとして有名
自然いっぱいです~