2014年7月29日火曜日

Dozza(ドッツァ)① 街全体が美術館 



先週、主人のおやすみの日に車でボローニャ近郊の街に散策に行きました。
Dozzaドッツァです。
6000人ほどの人口で、ボローニャ県の基礎自治体(Comune)。
Imoraから7kmほどの所にあります。

上空から見るとこんな感じ
まず街に入る前に面白い標識が。
20km/h走行、わかる。馬車禁止、わかる。バス禁止、わかる。
いえいえ、真ん中の馬車禁止って、これいつからの標識なんでしょう?
ここに来るまでの丘は畑だらけだったので、もしかすると農家の方々が馬車を引いて来たりするのでしょうか。なんかさすがイタリア、です。


さて、街に入るとすぐに見えてくるのがまずROCCA(城塞)です。
実はこの中、エノテカになっていて、ワインの試飲や購入ができるんです。
詳細は次回…

城塞。地下にエノテカ、上階は博物館として見学できます


この小さな街、何が有名かというと…
街の壁をキャンバス代わりに、街の至る所に絵が描かれているのです!
1960年代から2年に1度、世界中の画家を呼び続け今では90点以上の作品を見る事ができます。

Dozza 紹介ビデオ

とりあえず、写真に撮った絵をご紹介。



こんな感じに至る所に絵が描かれています

時計台(壁?)もおしゃれです

光と影


この女の子の顔がこわいんです。
夜は通りたくない・・・

さらにアップ…
なぜ顔だけリアルなのか・・・?



お花の絵の上に本物のお花

ブドウ収穫後の二人でしょうか?
大きいので横を通る時、人がいると思ってビビる

あらよっと!

こわい、なぜか頭にフクロウが…

切手の絵が描かれた壁。昔のイタリア通貨「リラ」です。
この中に入って写真撮りました。

おしゃべりする窓
「ぷー超ウケるんだけど」

日本人の方の絵がありました!
1995年 MISAO ONO氏
ネットで調べましたが、詳細はわかりませんでした。

本物の窓もデザインに

このカタツムリのえ、なんだか不思議

ちゃんと通った後はザラザラしています^^

30分もあれば、街をぐるっと一回りできるくらい小さな街です。
城塞、城塞の中にあるエノテカ、Dozzaオリジナルピアディーナなどもあるのですが、そのお話は次回…

つづく


2014年7月27日日曜日

La gelateria della musica a Milano

先々週、クロアチア旅行の帰りにミラノへ用事があったので寄りました。
真っ黒に日焼けして、クロアチア・ロビーニョから直で6時間。
途中スロベニアの知り合いの街に寄ったり、トリエステで休憩したりしたので結局10時間かかってしまいました^^
ずーっと主人が運転!もともとやせ形で特にお尻に肉がない主人はミラノ着いた時には尾てい骨、お尻の周りの筋肉、神経が痛くて立ち上がれないほどに(苦笑)
今年で40代に突入するという加齢もあり、見ててもかわいそう。。。
私も運転免許イタリアで使えるように更新したけど、マニュアル車の運転は全然慣れてないもので・・・来週から練習します!

10時過ぎにミラノに到着して、大学の後輩夫婦の家へお邪魔しました。

しかもその日は後輩夫婦、結婚1周年と記念すべき日だったのに、思いっきり邪魔する私たち。ほんと重ね重ねすいません><

さて本題。

ミラノに着て2か月のお二人ですが、ジェラート大好きな奥さんが下調べバッチリしてくれていて、ミラノっこが選ぶジェラテリア1位に選ばれた"La gelateria della musica"に連れて行ってくれました。

La gelateria della musica

Via Giovanni Enrico Pestalozzi, 4, 20143 Milano
http://www.lagelateriadellamusica.it

金曜日の夜。11時過ぎにジェラテリアに到着。

まずびっくりしたのは、、、ものすごい行列!!


 続く続く、どこまでも続く列!
夜11時ですよ!
 それでも並びましたよ!
せっかく来たんだし、こんだけ並んでるジェラテリアなんてイタリアでは見た事ない!
食べない訳にはいかぬ!
ということで日本人3人と腰の痛いイタリア人1人で待つ事45分。。。
入る手前にA4の紙にペラッと、今日のジェラートの種類が書かれてあるので、そこで前もって選びます。
字が小さくて、パソコン打ちだし、なんかこういうところに力入れないのがイタリアらしい…
でも外で決めても、中に入るとまた考えが変わってしまう^^
というのも。。


入り口には入店制限するため、お店の人が立ってます


並び始めてからもさらに後ろに行列が!
 ピスタチオだけでも3種類あるのです!
pistacchio di bronte (leggermente salato e tostato) シチリア地方のピスタチオ(塩風味、ロースト)
pistacchio crudo (non tostato e non salato) 生のピスタチオ(トーストなし、無塩)
pistacchio crudo piccante con dadolata di ricotta cotta al forno e zuccherata 生ピスタチオ+リコッタチーズ(Piccanteはおそらくペペロンチーノ入りかと。。?食べてないからわかりません。すいません)

この日はもう1種類、Pistacchio con latte di riso ピスタチオ+ライスミルクも。
これが美味しかった!濃厚です。
右のピスタチオ、塩味付きだったかな。色濃いなー

あとフルーツ系も絶品!中でもFichi(イチジク)は果物よりもさらにイチジクの味が。

Anguria(スイカ)もしっかり味がして、夏にはぴったりでした。

他に気になったのは、、、

cioccolato al sale rosa dell’Himalaya チョコレート ヒマラヤ岩塩赤の塩
Pane burro e marmellata バターパンとジャム(←これは翌日主人が試しましたが、ほんとにパンとジャムを食べてるみたいでした)
Ricotta di pecora cotta al forno al profumo di agrumi オーブンで焼いたリコッタチーズ柑橘風味

などなど。


2日通いましたが、全部の味制覇は無理そうです。

ぜひミラノにいらっしゃる方は制覇して感想を聞かせて下さい^^


左からイチジク、Fiore di latte、ピスタチオ
全部食べたい!

こんな美味しいジェラートがミラノにあったなんて!幸せです。
45分並んだ甲斐は十分あります!

サイト見てるだけでまた食べたくなって来た…

今のところ、ボローニャではまだここ以上のジェラテリア発掘できていません。
Sorbetteria Castiglioneが一番だと思って来たけど、今までの人生の中でミラノのここが一番です!

ちなみに翌日土曜日は午後3時ごろ行きましたが、並ばずにすぐに入れました。

夜の方が若者たちが飲んだ後の「締め」に食べにくるのかもしれませんね!

日本だったら飲みの後「締めの”ラーメン”」なのに、こっちは甘いもので締める。

文化の違いも感じられたのでした。

おわり









2014年7月26日土曜日

Le geratelie di Bologna ① in via San Vitale

日本は猛暑が続いているそうですが、イタリアの今年の夏は少し変な天気。
暑い日が続くと35、36度まで上がるものの湿気が多くなり、一気に雨が降り気温が下がり快適に。今日も昼過ぎから雲行きが怪しくなって台風のような風、雨が30分一気に降り、主人の実家のボローニャの丘は16.5度まで気温が下がりました。
セーターやダウンを引っ張りだしてきて、まるで初秋の天気。
こう寒くなるとジェラートという訳にはいかないのですが、先週は蒸し暑かったのでボローニャで2件ジェラート屋さんを回りましたのでご紹介。

もちろん、ボローニャ一美味しいジェラテリアはSorbetteria Castiglione(ソルベッテリア・カスティリオーネ)なのですが、最近 Castiglione Softというソフトクリームの機械を使ってセルフサービスで注ぐチェーン店をオープンしたり(本家とは比べ物にならないくらい簡素な味です。とっても残念)、店員の態度が悪かったりとちょっと倦厭気味…。

今回はVia San Vitaleの2件を!

1件目
STEFINO BIO(ステフィーノ ビオ)
Via San Vitale 37/A
オープン1週間なのでまだ店内はサッパリ
以前は今あるところのすぐ近くにあったのですが、一度閉めて、つい先週7月20日にリニューアルオープンしたそう。
BIO(ビオ)=有機栽培で作られた果物を材料に使っていて、Panna(生クリーム)を使わずLatte di riso(ライスミルク)を使うので、カロリーも低くてお腹にも優しいジェラートなのです。
何よりも気になったのがジェラートの種類。
なんとー抹茶がありました!Té verde(緑茶)と書かれるのが多いのに、ここではちゃんと"MATCHA"と!!
あとこれはジョークなのか…"WASABI" イタリア語ではRafano giapponese(日本からし)。
味見させてもらいましたが、ワサビそのまま!ジェラートなのに、つーんときます。
単品で食べるのは無理なので、多分甘いチョコレートと相性がいいかも。
もしくはジェラートとは関係なく、魚料理などのソースに使うのも面白いかもしれません。
ワサビと抹茶!嬉しい^^



昼12時〜夜中1時まで


私は抹茶とチョコ
ジェラートを入れるカップもリサイクル容器とこだわってます。


今日のジェラートは日替わり
今日は桃!

他に変わったものはlimone con basilico=レモン+バジリコ(この日は入荷できなかったそうで、なし)
Granita(グラニータ)=シャーベットのようなものは、アーモンド味、レモン+ショウガ味などここでしか食べられないものがたくさんでした。

味の評価は…美味しい。抹茶もちゃんと抹茶の味がして、日本人には嬉しい。
(というのも以前ボローニャのお茶屋さんで「抹茶ティラミス」といいつつ、色をつけるためだけに抹茶を使用していたので、お茶の味が全くせず残念だった経験が)
でも私的にはもっと抹茶を入れてもいいのに、とお店の人に行ったら「コストが高過ぎて無理」だそう。そりゃそうだ。同じ量でも、抹茶とピスタチオはコスパが悪いのでそればかり売れると赤字になるらしい^^
ジェラートを食べた後の甘ったるさが残らない上に、生クリームを使っていないので胃にもたれない。
ただどのジェラートもライスミルクの味がして、別にざらざらしてる訳ではないんだけどクリーミーさは普通のジェラートと比べて少ないかも。
でも他のジェラート屋さんでは食べられない味なので是非試してみて下さい!


2件目は…
IL GELATAURO(ジェラタウロ)
Via San Vitale 98
17年前にオープンしたらしい。
2002年に留学してたときは毎日前を通ってたはずなのに、気づかなかった…
昨日行きました。
前に食べたとき、Zenzero(ゼンゼロ)=生姜や、Strudel(シュトゥルーデル)=ドイツのリンゴと松の実、シナモンを使ったお菓子の味など、変わったものがあって美味しいと思ったので、また寄ってみました。
なんと、ここでも"Té verde giapponese"=日本緑茶が!
抹茶ではなく、緑茶の葉っぱを使っているらしく、そこまで色は緑ではなかったのです。
味は…全くお茶の味はせず、甘さだけが強調されていました。
多分、イタリアで市販の"Té verde"って、やたら砂糖を入れていて甘いんですよね。
それの味と全く一緒かも!1件目のStefinoはちゃんとお茶の味したので、やはりイタリア人にお茶の味が分からせようというのは無理なのかも…
これで文句でないのかなーと思うくらい、日本人にとっては点数あげられないくらい残念な「緑茶」味でした。

ヤギの乳を使ったアイスは濃厚。


右側が緑茶
ひたすら甘い…
 もうひとつは生姜にしました。さっぱりしてて、砂糖漬けされてるショウガも入っていて美味!夏にはピッタリなお味です。
うーん、でも前食べたときと少し味が違ったような。
なんだか甘みがすごく感じられて、主人も同じような事を言っていました。
ジェラートの他にもチョコレートなど販売してるので、チョコ味が美味しいのかも。今度食べて追記します!



チョコや焼き菓子も売ってます。

以前、ミラノ在住の大学の後輩夫婦に連れて行ってもらった「ミラノっ子が選ぶ一番のジェラテリア」さんに連れて行ってもらって、感動的なジェラートを食べてから、なんか他のジェラーテリアでは物足りなくなってしまいました…。
食の街ボローニャ!負けてる場合ではない!
これからも引き続き探しまーす!

ミラノのジェラテリアの記事もまた次回書きます^^

2014年7月22日火曜日

Oliera( オリーブオイル差し)雑貨店巡り


前回のFIORENZUOLAで気になったOliera(オリエーラ)オリーブオイル差し
そもそもオリーブオイルは光に弱いので、なるべく暗室で保存するのがベスト!
エクストラバージンオイルの場合は買う際、透明の瓶ではなく暗め(緑がかった)の瓶を選ぶ方がよいです。(だいたいそうですが、たまにデザイン重視で透明な場合もあり)
もし透明な瓶の場合はアルミホイルを巻いておけば問題ありません。
実際にそういう形で売られているオリーブオイルもあります^^

ネットで見つけた写真
ということでボローニャに戻ってからいくつか探しに回りました。
知り合いが3つ欲しいというので、はじめはネットで探したものの、あんまり有名なサイトではなく信頼出来ないのでとりあえず自分が動ける範囲で探してみようと、自転車で夏の日照りの中飛び出しました!!!!
まずはDue TorriのすぐのStrada Maggiore 8にある"CASTALDINI"へ。

ここはボローニャでも老舗のキッチン用品店(キッチン以外にもドアノブやら家の物なんでも置いてます!)
道側から見ても揃えてそうな感じがする…小さいのに従業員も多く、びっくりします。
写真は夜ですが、入り口だけでこの品揃え!
クッキーの型!

胡椒入れも色とりどり、サイズもいろいろ

お兄さんに"Avete le oliere di acciaio?" ステンレス製のオイル差しありますか?と聞くと「あるに決まってんじゃん!待ってて」と奥へ。
しかし絵付きとは言わなかったので、お兄さんが探してくれてる間iPadを取り出して、待機。
その間また別の店員が聞いて来てくれて、接客丁寧だなーと関心しました。
そして持って来てくれたのは素敵なオイル差し。やっぱり絵柄はついておらず。

3/4ℓで25€くらいだったか。いいお値段!

せっかく持って来てくれたのに、お兄さんごめん。
「絵柄のは〜この写真のありますか?」と見せると、「これいいよね。昔はイタリアの会社が作っててうちでも取り扱ってたんだけど、今はもう国内では生産してないんだよね。残念」と丁寧に応えてくれました。
写真だけ撮らせてもらって、また今度…と。
ほんとここの店員さん、嫌な顔一つしないで挨拶してくれました。
ありがとう😭

Via Marconiに2件キッチン用品店があったので、そっちへ。
Ugo Bassi通りを曲がって、駅方向へ下りて行く途中に小さなキッチン用品店があったのでダメもとで聞いてみようと入ってみました。
今度は先に写真を見せると、「あ、これのこと?」とおばさんの後ろにおいているではありませんか!
在庫を調べてくれたのですが、1個しかなくとりあえず即決で購入しました。
16.90ユーロ。やはり箱にもオイル差しの裏側にも"Made in Taiwan"と。
クオリティは結構高いので、物としては悪くないのですが、なぜ台湾なんだろう…
台湾の家庭ではオイル差しの使用頻度が高いのか…今度台湾人の友達に聞いてみようと思います。
そして最後はチェーン店のCo.Import Srlへ。
ショッピングセンターとかにも入っているお店なので、あんまり期待してなかったのですが、わざとアンティーク調のものも置いてたりするのでもしかして、と思い除いてみました!
な、なんと!ビンゴ☆ちょうど2つありました!!
しかも別柄で、一番安く!
丸型と四角型。それぞれ13.90ユーロでした。

家に戻って並べてみました。
ついでにオリーブの特産地の書かれたナフキンも1.80€でプレゼント用に購入。
オリーブオイル生産地が書かれた地図

こちらはパスタバージョン


ということで、今回のお買い物終了〜!
イタリア国内で一番オリーブオイルの生産が高いのはプーリア州だそうです!
続いてカラブリア州、シチリア州、カンパーニャ州と暑い場所がオリーブを育てるにはいいんですね!
これからもっと深く勉強したいと思います!

ネットでこんなのありました。
さすがー また見てみて下さい。
http://www.olivo.co.jp




2014年7月21日月曜日

Cascata di moraduccio e Fiorenzuola ②モラドゥッチョの滝とフィレンツォーラ(下)

前回の続き…
雨を避けるようにフィオレンツォーラへ


雨が降った後だったので、空気がひんやりと。
街に入ると、Centro commerciale(ショッピングモール)、Naturale(自然の)と書かれた看板が。
というのも、小さい街なのでその中にすべて凝縮されているということ。
用品店、映画館、ジェラテリア、レストラン、ホテルなど。といってもいたって普通のイタリアの街中という感じなんですが、日本のアウトレットと同じくらいの敷地しかないというのもあり、発想的にはおもしろいかも^^


自然ショッピングモールと書かれています
街へ入ると、街の歴史の看板が。
しかし一番大事なところが剥がれていて、途中までしか読めず><
適当な感じがイタリアです笑


街の入り口から入るとこんな感じ。
ボローニャの街の特徴でもあるポルティコが街中に続いています



フィオレンツォーラは石で有名な街。
街の中心広場にはMuseo della Petra Serena 石の博物館がありました。
石の博物館(正面)
入場料3ユーロ。
ちょうど着いたときは昼休みだったので、外のオープンスペースの展示を拝見。
左側の階段を下りると入り口です。横にはインフォメーションもあり

天空の城ラピュタから落ちて来た巨神兵のような。。。?

噴水。顔が半分でています。夜見るとビビるかも!
動物をかたどった石



博物館(横)
立派な建物です!昔はお城か要塞だったのでしょうか?
日差しも出て来て、街の中を探索。
面白いお店をいくつか発見しました。
1つはお城のすぐ横にあるワイン屋さん。
これも昼休み中(13時〜16時、17時くらいまではイタリアではお店が一時閉まるところが多いです)だったので、外からカメラをガラスにくっつけて撮影。
ワインの量り売りのお店でした。
大きな瓶からチューブが延びて、birra alla spina(樽から注ぐ生ビール)の如く、vino alla spina(??)
自分で瓶を持って行って入れてもらえるので、とてもエコです!
ペットボトルでも可ですよー。もし安くて地域のワインを飲みたければ、こういうとこにいくと良いです!



続いては蜂蜜屋さん。
お店の中はワインがいっぱい置いてあって、最初は酒屋さんかと思って話を聞くと、おじいさんの代から蜂蜜を作っているのだとか。

外には蜂蜜の種類が書かれていました。


看板に書かれている蜂蜜の種類は以下の通り。

ACACIA(アカーチャ) アカシアの花から取れた蜂蜜
CASTAGNO(カスターニョ) 栗の木から
TIGLIO(ティリォ) シナノキ
LUPINELLA(ルピネッラ) イガマメ(と辞書にはありますが、マメ科の一般的な花のようです)
MILLEFIORI(ミッレフィオーリ) 直訳すると「千の花」 多数の花の蜜が混ざっている。一番デリケートな味だそうです。
MELATA(メラータ) 蜜を多く含む蜂蜜 辞書で調べると「蜜を含む」としかのっていませんが、ウィキペディアでは「蜜蜂が様々な花や針葉樹などから蜜の成分を集めたもの」とありました。こちらもミックスっていうことでしょうか?
他の蜂蜜と比べ、甘みが少なく香りよし。色が濃く、結晶化しにくいそうです。イタリアではあまり好んで食べる人は少なく、北ヨーロッパでは濃い色ほどよいとされるそうで、輸出目的で作られるそう。

それぞれ好みがあるのですが、うちの主人はACACIA(アカシア)の蜂蜜が好きみたいです。
でもあまり蜂蜜だけたっぷり食べる機会がないので、結晶化しにくいというMelataもいいかもしれません。今度試してみようっと!
ディスプレイ用ですが、昔の蜂蜜を製造する箱

養蜂の写真。おじさんの若い頃。1920年からだそうです!
なんかこういう写真を見るとほっこりしますね^^
お店の中はいろいろとおしゃれで写真を撮らせてもらいましたよ。
すごく凝っていて、おじさんも嬉しそうに話してくれました。
この木は古いクスノキの中をくりぬいて作成。
ワインが置いてあるところは、昔の税関(エミリアロマーニャ州とトスカーナ州の)
で使用されていた巨大な扉の楔を利用して棚にしたとか!
 
オリーブオイル缶。
気になってボローニャ帰ってから探し歩いて購入しました!
昔は人気があって、イタリア国産だったけど今はもう台湾製になっちゃってるそうです。

1900年の自転車!
車輪の部分が木なんです!!!


 結局お買い物はしなかったけど、今度来るときは是非来月(7月)に入るという新鮮な手作り蜂蜜を買って帰りたいです。
おじさんありがとー^^


 帰りの道で、芥子の花に囲まれたお屋敷を発見。
主人が気に入って、車を止めてまで写真を撮りました。
近所のシニョーラ(おばさん)に、主人が話を聞くとご近所ではこのお屋敷Casa della strega「魔女屋敷」と呼ばれているそう笑

お金持ちが所有していて、年老いた母親が一人で住んでいたのが亡くなり、二人の子供のものに。場所がとても不便なので誰も住まず、貸しに出していたらオーストリアの家族が1階部分のみ夏の間借りる事に。
でも誰もいないはずの2階から物音がし、怖くなって3日で出て行ったそうな〜…

多分ネズミだと思いましょう!

それよりもこの家、今ではもう利用できないアスベストを使って建築されたらしく、取り壊すにも多額の費用がかかるため、誰も住まないまま放置されているそう。
もし解体工事となっても近所の人も困っているとシニョーラは20分くらい楽しそうにおしゃべりしてくれました^^

イタリア人って、こういうところいいですよね。




魔女の家