雨を避けるようにフィオレンツォーラへ
雨が降った後だったので、空気がひんやりと。
街に入ると、Centro commerciale(ショッピングモール)、Naturale(自然の)と書かれた看板が。
というのも、小さい街なのでその中にすべて凝縮されているということ。
用品店、映画館、ジェラテリア、レストラン、ホテルなど。といってもいたって普通のイタリアの街中という感じなんですが、日本のアウトレットと同じくらいの敷地しかないというのもあり、発想的にはおもしろいかも^^
自然ショッピングモールと書かれています |
街へ入ると、街の歴史の看板が。
しかし一番大事なところが剥がれていて、途中までしか読めず><
適当な感じがイタリアです笑
街の入り口から入るとこんな感じ。
ボローニャの街の特徴でもあるポルティコが街中に続いています
街の中心広場にはMuseo della Petra Serena 石の博物館がありました。
石の博物館(正面) |
入場料3ユーロ。
ちょうど着いたときは昼休みだったので、外のオープンスペースの展示を拝見。
左側の階段を下りると入り口です。横にはインフォメーションもあり |
天空の城ラピュタから落ちて来た巨神兵のような。。。? |
噴水。顔が半分でています。夜見るとビビるかも! |
動物をかたどった石 |
博物館(横) 立派な建物です!昔はお城か要塞だったのでしょうか? |
面白いお店をいくつか発見しました。
1つはお城のすぐ横にあるワイン屋さん。
これも昼休み中(13時〜16時、17時くらいまではイタリアではお店が一時閉まるところが多いです)だったので、外からカメラをガラスにくっつけて撮影。
ワインの量り売りのお店でした。
大きな瓶からチューブが延びて、birra alla spina(樽から注ぐ生ビール)の如く、vino alla spina(??)
自分で瓶を持って行って入れてもらえるので、とてもエコです!
ペットボトルでも可ですよー。もし安くて地域のワインを飲みたければ、こういうとこにいくと良いです!
続いては蜂蜜屋さん。
お店の中はワインがいっぱい置いてあって、最初は酒屋さんかと思って話を聞くと、おじいさんの代から蜂蜜を作っているのだとか。
外には蜂蜜の種類が書かれていました。 |
看板に書かれている蜂蜜の種類は以下の通り。
ACACIA(アカーチャ) アカシアの花から取れた蜂蜜
CASTAGNO(カスターニョ) 栗の木から
TIGLIO(ティリォ) シナノキ
LUPINELLA(ルピネッラ) イガマメ(と辞書にはありますが、マメ科の一般的な花のようです)
MILLEFIORI(ミッレフィオーリ) 直訳すると「千の花」 多数の花の蜜が混ざっている。一番デリケートな味だそうです。
MELATA(メラータ) 蜜を多く含む蜂蜜 辞書で調べると「蜜を含む」としかのっていませんが、ウィキペディアでは「蜜蜂が様々な花や針葉樹などから蜜の成分を集めたもの」とありました。こちらもミックスっていうことでしょうか?
他の蜂蜜と比べ、甘みが少なく香りよし。色が濃く、結晶化しにくいそうです。イタリアではあまり好んで食べる人は少なく、北ヨーロッパでは濃い色ほどよいとされるそうで、輸出目的で作られるそう。
それぞれ好みがあるのですが、うちの主人はACACIA(アカシア)の蜂蜜が好きみたいです。
でもあまり蜂蜜だけたっぷり食べる機会がないので、結晶化しにくいというMelataもいいかもしれません。今度試してみようっと!
ディスプレイ用ですが、昔の蜂蜜を製造する箱 |
養蜂の写真。おじさんの若い頃。1920年からだそうです! なんかこういう写真を見るとほっこりしますね^^ |
お店の中はいろいろとおしゃれで写真を撮らせてもらいましたよ。
すごく凝っていて、おじさんも嬉しそうに話してくれました。この木は古いクスノキの中をくりぬいて作成。 ワインが置いてあるところは、昔の税関(エミリアロマーニャ州とトスカーナ州の) で使用されていた巨大な扉の楔を利用して棚にしたとか! |
オリーブオイル缶。
気になってボローニャ帰ってから探し歩いて購入しました!
昔は人気があって、イタリア国産だったけど今はもう台湾製になっちゃってるそうです。
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1900年の自転車! 車輪の部分が木なんです!!! |
結局お買い物はしなかったけど、今度来るときは是非来月(7月)に入るという新鮮な手作り蜂蜜を買って帰りたいです。
おじさんありがとー^^
帰りの道で、芥子の花に囲まれたお屋敷を発見。
主人が気に入って、車を止めてまで写真を撮りました。
近所のシニョーラ(おばさん)に、主人が話を聞くとご近所ではこのお屋敷Casa della strega「魔女屋敷」と呼ばれているそう笑
お金持ちが所有していて、年老いた母親が一人で住んでいたのが亡くなり、二人の子供のものに。場所がとても不便なので誰も住まず、貸しに出していたらオーストリアの家族が1階部分のみ夏の間借りる事に。
でも誰もいないはずの2階から物音がし、怖くなって3日で出て行ったそうな〜…
多分ネズミだと思いましょう!
それよりもこの家、今ではもう利用できないアスベストを使って建築されたらしく、取り壊すにも多額の費用がかかるため、誰も住まないまま放置されているそう。
もし解体工事となっても近所の人も困っているとシニョーラは20分くらい楽しそうにおしゃべりしてくれました^^
イタリア人って、こういうところいいですよね。
魔女の家 |
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